「一時間目 国語 98」
今回は言葉の表す意味を考えてみましょう。
1. まんじりともしない
2. やおら
3. 姑息な
4. 剣呑な
5. 因果を含める
6. なしの礫
7. 奇を衒う
8. てぐすねをひく
9. だめを押す
10. 埒が明かない
よく使われる言葉でも、
改めてどういう意味か説明するとなると
けっこう難しいものですね。
1. まんじりともしない
「まんじり」は、
ちょっとだけ眠る、ということなので、
「一睡もしない」という意味になります。
2. やおら
「ゆっくりと」とか「おもむろに」の意。
「突然に、急に」とは違います。
その意味を持つのは「やにわ」ですね。
3. 姑息な
「その場しのぎの」という意味です。
例えば「姑息な手段」といえば
「その場しのぎの手段」ということで
「卑怯な手段」という意味ではないです。
4. 剣呑な
剣を呑む、と書いてますね。
それって、どうなんですかねえ?
死んじゃいますよね。
つまり、「危険な」という意味です。
5. 因果を含める
「因果」は原因と結果です。
そこで、「こうなるのはしかたがないことだと
やむを得ない理由を話して納得させる」ことを
「因果を含める」といいます。
6. なしの礫(つぶて)
「便りをしても返事がないこと」
を言います。
「なし」は「梨」なんですが、
「無し」にかけてますね。
「礫」は投げるための小石です。
7. 奇を衒う
「奇」は
「珍しいこと」とか「不思議なこと」
という意味ですね。
「衒う(てらう)」は
「みせびらかす」とか「知識や才能を誇る」
という意味です。
なので、「奇を衒う」は
「わざと変わった様子や、変なことをする」
という意味になります。
8. 手ぐすねを引く
「てぐすね」とは何ぞや?
ってことですね。
「くすね」っていう弓づるを強くする薬があって
それを引いているわけなんです。
これで弓もばっちりです。
つまり、
「十分に準備を整えて待ち構える」ということです。
9. だめを押す
「ほぼ間違いないことをさらに確かにする」
という意味。
「そんなことしちゃだめでしょう、と言う。」
意味ではないです。
10. 埒が明かない
「埒」は「物事の決まり」とか「区切り」
といった意味です。
そこで、「埒が明かない」といったら
「決まりがつかない、解決しない」
ということになります。