「一時間目 国語 36」
日本語って、読点の打ち方一つで意味が全く変わる
おもしろい言語です。
「のどかなるはやしにかかるおにはまつ」
例えば、こんな文があったら、
あなたなら、どこに読点を入れて読みますか?
この文の「はやしにかかる」の部分で
「や」と「し」の間で切るのと、
「し」と「に」の間で切るのとでは、
それこそ、天国と地獄の違いが生まれます。
かたや、
「咽が鳴る」と絶命の危機を訴えています。
「もう死にかかっていて、鬼は待つ」
と言う文になります。
それに対して、「し」と「に」の間で切れば、
これはもうゆったりした風景を歌った文となります。
「のどかなる」と始めて、
「林にかかる」「おには松」と
美しい松がある、のどかな風景が想像できます。
文章を書くとき、
読点をどこに入れるか、これはとても大切です。
通常はそこまでの文脈などから
瞬時に判断して読んでいるのですが、
わかりやすく読点を入れてあげることが、
読み手の誤解を招かない工夫になります。
書かれた文を読むときは、漢字が入っていることで
誤解は随分少なくなりますが、
話を聞いている場合には、同音異義語が出てくると
すっかり勘違いしてしまうこともあります。
後から気付いて大笑いしたりしますよね。
この日本語の特徴をうまく使って、
笑いに変えているのが「落語」。
最近では、「おやじギャグ」なんて
冷遇されてるものも。
でも、おやじギャグを「寒~い!」
の一言で片付けるのは可哀想です。
その中には言葉遊びのココロがあるんですからね。
え~今日は、ちょっとおしゃべりタイムになっちゃいました。
いつもの問題を期待してた貴方には申し訳ありませんが、
これもまたよしとしてくださいませ~♪
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休み時間
おしゃべりついでに、昨日の出来事を少し。
買い物から自宅近くに戻ってきた時のこと。
前方に小学1年生の女の子たちが4人
信号待ちしていました。
ふと、一人が私を見て、
「あ、ななちゃんのお母さんだ」
と言いました。
すると、みんなが口々に、
「ななちゃんのお母さんだ!」「ななちゃんのお母さんだ!」
と言いながら、私を見ているんです。
「へ?私?」
私は、ななちゃんのお母さんではありません。
でもみんなこっちに向けて笑顔で手を振ってます。
けっこう乗りやすい性格で、サービス精神もまあまあの私。
ちゃりんこのハンドルを握った手を上げて、
「ハ~イ!」と言ってやるべきか?
と迷っていたら、さすがに小学1年生。
近づくにつれ、人違いに気付いたらしく、
くるりと背を向けて歩きだしました。
スターから一気に普通の人になった気分でした。
他人の空似といいますが、オトナも子供も、
人違いしたら、照れ臭いものなんですよねえ。
一瞬ななちゃんのお母さんになってしまおうかと
思っていた私は、微笑ましく思いながら
子供たちの傍を通り抜けました。
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